2017.7/6-20 10日 晴れ 大阪府寝屋川市 鉄骨2階建て ベタ基礎
4.0m 126本 総延長504.0m
村上建設(株)ハイスピード工法の営業担当の坂上です。
今回初めてハイスピード工法を採用いただきましたS工務店様。
ご採用ありがとうございます。これからも引き続きよろしくお願いします。
本案件は設計の段階から苦労した現場でした。
地域的に非常に地盤状況が悪いエリアで、実際の地盤調査結果も
ほとんどが粘土質の軟弱地盤でした。
工法選択も、一般的なセメント改良や鋼管杭では
支持層がないために施工不可。
そこで白羽の矢が立ったのが、ハイスピード工法。
実は、設計ができるかできないかもありましたが、
コスト的にも鋼管杭なら見積額1000万超の予測も、
ハイスピード工法ならその半分以下で対応出来ることになり
S工務店様の期待に応えることが出来たと思ってます。
今回はボルダリングができるアスレチック施設を建設されます。
地盤が悪い現場なので、杭の長さも長めの4.0m、
本数も戸建て住宅とは比べ物にならない126本という規模。
施工時も地下水の影響で、掘った孔からは水が湧いてきたり
いつも通りにいかない現場でした。
写真は地下水と地中の粘土がヘドロ状になって
湧きあがってきたものです。(セメントではないです。。)
困難はこれだけではなく、前に建っていた住宅の下に
セメント改良の杭が残っていることが判明。
今回施工するポイントに影響が・・・
しかし技術本部へ報告して、偏芯をすることで対処しました。
これもハイスピード工法でなかったら、問題になってた
かもしれません。
梅雨時の猛暑が続く中で色々ありましたが、
ほぼ予定通り施工は完了しました。
また、事業用施設なので、今後に建て替えとなった際に
杭の引抜きが不要なので、セメント杭や鋼管杭と比べると
数百万の撤去費用の負担リスクがなくなります。
事業主様にとってもメリットが多いハイスピード工法。
もっと認知されるようになればいいなと思います。
お施主様に喜ばれる工務店づくりをお手伝いします。
選ばれる地盤改良のことは村上建設へご相談下さい!