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- 施工までの流れ
基礎伏図・建築図面
平面図・基礎伏図等から建物の位置を確認し、5ヶ所程のポイントを決めて現地の事前地盤調査を行います。
地盤調査(SS試験)(0.5日)
地盤の強さを調査する為に、スウェーデン式サウンディング試験(SS)を行います。
スウェーデン式サウンディング試験(SS)
この試験は、先端に円錐形のスクリューポイントを取り付けたロッド(鉄棒)を地面に突き立て、25,50,75,100kgと段階的に荷重を掛けていき、貫入具合を測定します。静止状態による沈み込み(自沈)がなければロッドを回転させ、25cm貫入するのに半回転(180度)で何回転したかを測定します。回転数が多ければ固い地盤、回転数が少なければ軟弱地盤といえます。非常に硬い地盤や、その他の原因で貫入不能とならないかぎり、深さ10メートルまで測ることができます。
設計・お見積り
地盤調査の結果から、 現地の地盤・土質・地耐力などのデータにより、地盤改良の有無
を判断し、設計・お見積りを行います。
施工前、弊社では専門設計士による杭配置図の他に 考察および安定計算書をお見積もりと一緒にお渡ししています。
施工(2~3日)
使用機械および資材を搬入し、杭位置出しを行います。圧密掘削開始。砕石を投入し、砕石を圧密の作業を繰り返し行い、5tの機械荷重を先端に掛けながら、砕石杭を構築して行きます。
1.HySPEEDドリル設置 あらかじめ決められたポイントに直径40cmのHySPEEDドリルをセットします。 |
2.掘削 HySPEEDドリルを回転させ、予定の深度まで地面を掘削します。この際事前の地盤調査データと実際の土質に違いがないか確認します。 |
3.天然砕石投入 天然砕石を投入。直径2cm~4cmの天然砕石だけを使用し、その他余分なものは一切使用しません。 |
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6.強度試験 最後に安定計算書通りの支持力が確保できているか、砕石パイルの強度試験を行います。 |
5.完成 砕石パイルの完成です。充分に締め固められた砕石パイルは、周辺の地盤へ食い込むためHySPEEDドリルの直径よりも大きく仕上がります。 |
4.パイル形成 HySPEEDドリルを掘削の時とは逆に回転させ、天然砕石に圧力をかけながら砕石パイルを形成します。50cm単位で強度を確認しながら1本づつ正確に施工します。 |
施工後、当社では現場チームから
①掘削深度および砕石投入量
②各工程段階の写真
③砕石パイル施工図
④平板載荷グラフ、データ
⑤事後試験後の考察
を一式として報告書をお渡ししています。